法人の海外送金、Wiseが銀行より圧倒的に有利
どのくらいWiseが銀行より有利なのか?
結論から言うと、年間10億円規模の海外送金を行う企業なら、銀行経由の従来手段からWise Businessに切り替えるだけで、コストを年間2,000万円以上削減できる可能性があります。 さらにスピード・透明性・実務運用の軽さまで手に入るので、経理担当者の負担も大幅に減らせます。
年間10億円送金したときのコスト差
具体的に試算してみます。ofx+1
銀行経由の場合
- 為替レートの上乗せ(隠れスプレッド):約3%前後が業界相場
- 10億円 × 3% = 3,000万円相当の為替コスト
- さらに送金手数料(1件あたり数千円)と中継銀行手数料(1件2,000〜5,000円程度)が別途加算されます。
Wise Businessの場合
- ミッドマーケットレート(上乗せなし)を適用
- ミッドマーケットレートとは、為替市場で通貨を売る価格(売値)と買う価格(買値)のちょうど中間点のことです。 銀行や金融機関がお互いに通貨を交換するときに使う「本当のレート」で、リアルタイムで秒単位で動いています。
- 通常、銀行は顧客向けに為替レートを提示する際、このミッドマーケットレートに**上乗せマージン(スプレッド)**を加えます。 たとえば1ドル=150円がミッドマーケットレートなら、銀行は「お客様に売るときは153円、買うときは147円」のように3〜4円程度の差(スプレッド)を設定し、その差額を収益にするのです。
- この上乗せは「隠れコスト」として表に出にくく、為替手数料0円と謳っていても、実質的には3〜4%のコストが乗っていることも珍しくありません。 一方、Wiseは常にミッドマーケットレートそのままを使い、代わりに「明示された送金手数料」だけを徴収する仕組みなので、コストが透明で読みやすいのが大きな特徴です。
- 手数料は通貨ペアによって異なりますが、主要通貨で0.33〜0.6%程度
- 10億円 × 0.5%(概算平均) = 500万円前後
- 固定費用は少額で、中継銀行手数料は基本的に発生しません。
コスト差
- 約2,500万円の削減(保守的に見ても1,500万円以上の差)が見込めます。
- この差額は、そのまま利益に乗せられるインパクトです。
スピードが速い=運転資金が軽くなる
銀行の国際送金はSWIFT経由で、通常3〜5営業日かかりますが、Wiseは多くの送金が即時〜24時間以内に着金します。 各国のローカル決済網を活用するため、中継銀行を経由せず、相手先に直接届くイメージです。wise+2
支払いサイクルが短くなると、キャッシュ・コンバージョンサイクル(CCC)が改善され、運転資金の圧縮につながります。 海外仕入や外注費の支払いを前倒しできれば、値引き交渉の余地も生まれやすくなります。wise+1
法人向け機能が実務で効く
Wise Businessは40通貨以上を一つの口座で保有・両替でき、主要通貨については現地の口座情報(米ドルのABA/口座番号、ユーロのIBANなど)を発行できます。 これにより、海外の取引先から見ると「現地の銀行口座に送金している」のと同じ扱いになり、手数料やスピードの面で有利です。wise+1
また、複数ユーザーの権限管理、一括支払い機能(最大1,000件)、会計ソフト連携(Xero、QuickBooksなど)により、経理の締め作業と内部統制の説明が格段にスムーズになります。 「見えるコスト」は監査対応でも説明しやすく、コンプライアンス面でも安心です。worldfirst+1
コンプライアンスと安心材料
Wiseは日本で第一種資金移動業者として正式に登録されており、1回あたりの送金上限は150百万円まで拡大されています。 ビジネス実務で必要な金額帯に対応しており、法人利用に十分な枠組みです。
日本のAML/CFT(マネーロンダリング対策・テロ資金供与対策)強化方針のもと、金融機関側のガバナンスは年々厳格化されています。 正規の事業者を使い、透明なコスト構造で運用することは、当局の期待水準にも合致します。
銀行送金との違い(比較表)
項目 | 銀行(SWIFT) | Wise Business |
---|---|---|
為替レート | ミッドマーケットレートに3〜4%上乗せ | ミッドマーケットレートそのまま |
手数料構造 | 送金手数料+中継銀行手数料で読みにくい | 明示の従量手数料(0.33〜0.6%程度) |
着金スピード | 3〜5営業日 | 即時〜24時間以内が多い |
着金額の確実性 | 中継銀行で差し引かれブレやすい | ローカル送金主体でブレが小さい |
実務運用 | 単発処理で工数が重い | 一括支払・会計連携で省力化 |
実際のユースケース
- 海外仕入・委託開発費の支払い:ミッドマーケットレート+明示手数料で、見積もり通りの着金額を再現しやすく、取引先との齟齬が減ります。
- グローバル売上の回収:USD/EUR等の現地口座情報を使い、「現地送金扱い」で受け取り、為替タイミングを選んで円転する運用が可能です。
注意しておきたいポイント
- Wiseは銀行ではないため、融資や預金保険、特殊規制国への送金には対応していません。用途によっては従来の銀行を併用するのが現実的です。
- 手数料率は通貨ペアや送金方法によって変動するため、実際に使う通貨の料金ページを事前に確認し、見積もりに反映することをお勧めします。
Wise Business 日本法人窓口
Wise Businessのサポートは、日本語・英語の両方に対応しています。
お問い合わせ方法
- ヘルプセンター(ログイン後、画面内の「ヘルプ」または「?」ボタンからアクセス)でチャットまたはメールサポートを利用できます。
- 電話サポート:ログイン後、お住まいの地域に最適な電話番号が表示されます(24時間対応)。日本からの問い合わせは、ログイン後の画面で確認してください。
- コールバック機能:アプリやウェブサイトから「折り返し電話をリクエスト」を選ぶと、数分以内にWiseから電話がかかってきます。日本語・英語での対応が可能です。
東京オフィスのカスタマーサポートチームは、日本語ネイティブレベルと英語の両方に対応できるスタッフが揃っており、法人アカウントの開設や運用についても丁寧にサポートしてもらえます。
法人での使用の前に個人でお試ししたい方は下記リンクから口座を開いてもらえれば、送金手数料の割引などがありますので、ご活用ください。
https://wise.com/invite/dic/shigeot23
まとめ
年間10億円規模の海外送金を行う企業なら、銀行の「遅い・高い・読めない」送金から、Wiseの「速い・安い・透けて見える」送金に切り替えることで、コストは数千万円単位で削減でき、キャッシュフローと経理業務の両方が劇的に改善します。
会計連携や承認フローまで含めて運用に馴染むので、日々の経理体験が軽くなるのも企業には嬉しいポイントです。 ミッドマーケットレートという「本当のレート」を使える安心感と、明示された手数料だけで動く透明性が、Wise Businessの最大の魅力です。w