家具の塗装を自分でやってみた【キッチンがショールームみたいになって嬉しい】
家具の塗装をDIY
家具(食器棚)の色を、他の家具と同じ色に塗ってみた
家具の色を変えて、インテリアのイメージを一新したいと思いませんか?
今ある家具(食器棚)をオシャレにリフォームしたいけど、自分で出来るかな? 新しい家具を買うのもいいけど、良いものは高いし、どうしよう。。。
今回は、今まで使ってきた家具を思い切って自分で塗り替えてみましたので、そのやり方をご紹介します。
結論から言うと、塗り替えはそれほど難しくなくて、イメージが激変できます。塗ってから3年たちますが、剥げたりはしていません。
この記事では、プロが行う塗装剥がし工程の代わりに、「ミチャクロン・マルチ」という下塗り剤を使い、その上に、「ターナーのミルクペイント」」という塗料を塗りました。
DIY愛好家には定評のある方法ですが、少々失敗したところもあります。簡単にできる対策についても書いてますので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。
目 次
- 今回塗装する家具
- 家具の塗装をする塗料の決定
- 家具の塗装に使う道具
- 家具の塗装の手順
- 塗装する色を決める
- 塗装準備(扉を外す、清掃、マスキング)
- ミチャクロン・マルチを塗る
- ミルクペイントで2回塗る
- 本体側を塗る。(設置した位置で、見えるところだけでOK)
- 取り外した扉、引き出しを取り付ける。
- 耐久性について
- 家具の塗装は自分で出来ます。
今回塗装した家具
こちらが今回塗装した家具です。
約30年使ってきた食器棚で、収納量が多いところも気に入っています。
しかし、キッチンをリフォームするにあたって、システムキッチンをブルーグレー系の色にするので、食器棚は、それに色をぴったり合わせたかったのです。
システムキッチンと同じメーカーの食器棚でその色の選択肢はなく、これは自分で塗り替えるしかないと考えたわけです。
ちなみに、私は過去に室内ドアの塗装を自分でやってきた経験があるので、塗装が上手くいく自信はありました。しかし、この茶色の食器棚をブルーレイ系統に塗って本当に大丈夫か?大失敗になるのでは?というのは心配でした。心配しましたが結果はOK!
それでは説明を始めますね。
家具の塗装で使う道具
リストからAmazonのページに飛ぶようになっています。
マスカーテープ:550mmX25mタイプです。養生テープとビニールが一体になったもの。塗料がつくとまずいところを覆います。
新聞紙:塗料が付くとまずい床などに使います。上のマスカーが大きければ不要です。
刷毛:手頃な3本セット。広い部分があればローラーも効率的ですが、今回程度であれば使わなくてもOKです。
ビニール手袋
プラス・ドライバー
ミチャクロン・マルチ1L :既存の塗装面に新しい塗料が定着しやすくします。スプレータイプだと食器棚の中に飛び散るので、液体タイプが良いです。
塗料:ターナーのミルクペイント (例ではビスタチオグリーンを使用しています
ボロ布:ミチャクロン・マルチを塗るのに使います。もちろん刷毛でも良いのですが油性なので刷毛を綺麗に洗浄剤で洗うか使い捨てになりますから、ボロ布で済ませることを推奨します。
なお、塗料で汚れても良い服を着てください。床も新聞紙やマスカーでカバーしてください。塗料は水性ですが乾くととても取りにくいです。
STEP.01 塗装する塗料(塗料の種類、色)を決める。
今回はシステムキッチンの色に合わせたいので、メーカーであるWOOWONEに交渉して、カラーサンプルとして色を塗ったパネルをお借りしました。自分で塗る塗料はいろいろありますが、私のお気に入りのターナーのミルクペイントという塗料の、ピスタチオグリーンという色がもっとも近い色であるのを、塗装サンプルを見て確認して購入しました。ミルクペイントの色は、どの色も塗りやすく、色合いも趣のある色なのでおすすめです。他のメーカーのものを選ぶ場合、艶ナシを選んでください。艶があると、刷毛の跡が残って質感が出にくいです。
STEP.02 塗装準備
a) 扉を取り外す
塗装は扉側と、本体側の両方になるので、扉を取り外します。取り外す時は、扉側のネジを取り外せばOKです。写真の右側のネジです。
b) 塗装面の汚れ、特に油分を中性洗剤で拭き取る。
塗装では下地に油分が無いことが、あとで剥げないために重要ですので、中世洗剤で塗装する面を拭き取ります。パーツクリーナーでもOKです。
c) 塗料が付いたらまずいところをマスキングする。
左の写真は今回の食器棚の例ではなく、ドアをマスキングして塗っているところですが、要領は同じです。
マスカーでガラス部分を覆います。周囲はマスキングテープで塗料がガラスに付かないようにします。
スキマがあると、塗料がガラスに付いて、取るのに苦労することになるので、スキマが無いように丁寧に貼ります。
STEP.03 ミチャクロン・マルチを塗る
この液剤は油性で、しかも匂いがきついので、必ず換気を良くして使います。ビニール手袋も必須です。
塗る時はボロ布で塗ります。もちろん刷毛で塗ってもよいのですが、油性なので使った後の刷毛の洗浄などが面倒なのです。
STEP.04 取り外した扉にミルクペイントを塗る 2回塗りです
ミルクペイントを一度塗って、2〜4時間乾かして、2回目を塗ってください。ガラスと枠の境目が塗り残しが起きやすいので、丁寧に塗りましょう。
好みになりますが、扉の裏は、塗装しなくても良いと思います。労力の割に見栄えが変わらないので、私は省略しています。
STEP.05 本体側に塗る・・・同じく2回塗りです。
扉や引き出しの周囲を塗装します。これも好みですが、本体側は、設置して見えるところだけでもOKです。我が家の場合は側面は壁、他の家具が来るので塗装していません。置く場所が変わる可能性がある場合は側面も塗りましょう。
STEP.06 扉を取り付ける
完成です!
組み付けてから、塗り残しが無いか確認しましょう。
私の失敗した所:塗料がガラスにはみ出していたのを、急いで取ろうとしてサンドペーパーを使うと、ガラス面が曇る部分が出来てしまいました。遠目にはわかりませんが・・。カッターで取るのが良いと思います。
実はこの写真は完成してから3年が経過しています。
耐久性は問題無いようです。取手の周囲は爪があたって傷が付いた部分がありましたが、同じ塗料で補修しています。
ちなみに取手は市販のものに付け替えています。
Beforeと比べてみましょう。イメージが一新したのがお分かりになると思います。
家具の塗装は自分で簡単に出来ます!
塗装に使った道具のうち、購入するものを列記します。なお、リストからAmazonのページに飛ぶようになっています。
(Amazon、楽天などのサイトに飛ぶ美しいボタンを準備中です。なかなか難しい・・・)
マスカーテープ:550mmX25mタイプです
刷毛:手頃な3本セットです。
ミチャクロン・マルチ 1L :スプレータイプだと食器棚の中に飛び散るので、液体タイプが良いです。
塗料、ターナーのミルクペイントのリンクです。
今回は食器棚の塗装について説明しましたが、他の家具も同じです。
これがキッチンの全体像です。
手前のカウンターテーブルも自作です。全ての家具の色を統一することで、ショールームのような感じになりました。
あなたもやってみませんか?