バラの根頭癌腫対応、まとめました。
以前根頭癌腫対応について記事にしましたが、ステップや何をどれだけ購入すべきかがわかりにくかったので、整理しなおしました。我が家の癌腫になった株は、処置後1ヶ月程度ですが、今のところ生存しています。復活するかどうかはまだわかりません。土を元気にするのが対策のキモのようです。
根頭癌腫病が1株に発生した場合の対処マニュアルを、あなたの概略を修正・補足しながら丁寧にまとめます。
根頭癌腫病が発生した場合の対処マニュアル(10株中1株発病のケース)
【準備】必要な資材
消毒・体内洗浄用
- ピキャットクリア生成セット100ml(A液100ml・B液100ml)×1セット
- 清潔なバケツ(10〜20L容量)
土壌改良用
- トリプルバイオセット500g×1袋(つぶトリコン・つぶYKD・バイオS5の3種)
- MIX堆肥50〜100L(病株周辺+予防的に全株に使う場合)
日常管理用
- ピキャットリバイバル500ml〜1L
その他
- 清潔な剪定鋏・ナイフ(消毒済み)
- ビニール袋(根や切除部分の廃棄用)
- 鉢(8〜10号)と鉢用培養土(隔離栽培用)
【手順1】病株の発見と切除・体内洗浄
1-1. 株を慎重に掘り上げる
- 根を傷つけないよう、株の周囲30〜50cm範囲を掘り起こします。
- 根についた土は優しく落とし、根の状態を確認します。ivy-rose-love
1-2. 癌腫(コブ)の切除
- 膨らんでいる部分(癌腫)を清潔なナイフで削り取ります。
- 健全部まで少し深めに切り込むのがポイント(病原菌を残さないため)。ivy-rose-love
- 切除した部分はビニール袋に密閉して可燃ゴミで廃棄(土に戻さない)。
1-3. ピキャットクリア100ppmで体内洗浄
消毒液の作り方
- バケツに水10Lを入れる
- A液20ml+B液20mlを加えてよく混ぜる(100ppm液)pcatclear+1
体内洗浄の手順
- 切除後の株全体(特に根部)を100ppm液に浸す
- 浸漬時間:1〜2時間程度(4時間は長すぎるので1〜2時間で十分)ivy-rose-love
- 浸漬後、清潔な水で軽くすすぐ
【手順2】土壌の処理と消毒
2-1. 病株周辺の土から根を除去
- 病株が植わっていた場所の土を深さ30〜40cm程度掘り起こします。
- 残った根や根の破片を丁寧に取り除き、ビニール袋で廃棄します。
2-2. 土壌消毒(ピキャットクリア100ppm)
- 100ppm液を作る(水10Lに対しA液20ml+B液20ml)pcatclear
- 病株があった穴と周辺の土に2〜5L程度たっぷり散布pcatclear+1
- 軽く土と混ぜ込む
2-3. 休養期間
- 消毒後、5〜7日間土を休ませますpcatclear
- この間、土壌の消毒剤が分解・失活します
【手順3】トリプルバイオとMIX堆肥の投入
3-1. MIX堆肥の投入(消毒から5〜7日後)
3-2. トリプルバイオの投入
- MIX堆肥を混ぜた後、以下を株元に撒きます:
- つぶトリコン:40g
- つぶYKD:40g
- バイオS5:20gbara+1
- 軽く土と混ぜ込む
【手順4】体内洗浄した株の管理
4-1. 鉢植えで隔離栽培
- 体内洗浄が終わった株は、8〜10号鉢に清潔な培養土で植え付けますivy-rose-love
- 地植えに戻す前に、鉢で最低3〜6ヶ月様子を見ます
4-2. 観察ポイント
- 根元の状態を定期的にチェック(新たなコブが出ていないか)
- 生育が正常か(葉色・花つきなど)
- 問題なければ、翌春以降に地植えに戻すことも可能ivy-rose-love
【手順5】ピキャットリバイバルでの日常管理
5-1. 使用頻度とタイミング
- 7〜10日に1回、通常の水やり代わりに散布bara
- トリプルバイオ投入直後から開始
5-2. 希釈倍率と使用量
- 500〜1,000倍に希釈(10Lの水に10〜20ml)bara
- 1株あたり1〜2L程度を土壌にたっぷり灌水
- 10株なら10〜20L作って全株に与える
5-3. 注意点
【手順6】冬剪定時の追加投入(年1〜2回)
6-1. タイミング
- **冬剪定時(1〜2月)**が最適
- 秋(10〜11月)にも追加投入すると効果的bara
6-2. 追加量(1株あたり)
- つぶトリコン:10〜20g
- つぶYKD:10〜20g
- バイオS5:5〜10gbara+1
- 10株全体で各種100〜200g程度
6-3. 作業方法
- 株元に上記の量を撒く
- 軽く土と混ぜ込む
- その後、ピキャットリバイバル希釈液で灌水bara+1
【修正・補足ポイント】
元のイメージからの主な修正
- 体内洗浄時間:4時間→1〜2時間(長すぎると株へのダメージリスクがある)ivy-rose-love
- 消毒後の休養期間:1週間程度必要(すぐにトリプルバイオを入れない)pcatclear
- MIX堆肥の投入タイミング:消毒→休養→堆肥→トリプルバイオの順bara
- トリプルバイオの名称:「ピキャットトリオ」→「トリプルバイオセット」が正式名称bara
追加情報
- 健全株への予防投入も推奨:病気が出ていない9株にも、MIX堆肥+トリプルバイオを少量追加すると予防効果が高まりますbara+1
- 隔離栽培の重要性:体内洗浄した株は最低3〜6ヶ月は鉢で様子を見るivy-rose-love
【資材の使用量まとめ(10株・1株発病)】
| 資材 | 必要量 | 用途 |
|---|---|---|
| A液・B液(100mlセット) | 各100ml | 株の体内洗浄+土壌消毒 |
| トリプルバイオ500gセット | 1袋 | 初回投入+年次追加1〜2年分 |
| ピキャットリバイバル | 500ml〜1L | 週1回×約3〜6ヶ月分 |
| MIX堆肥 | 50〜100L | 病株周辺+予防的投入 |
初回コスト:約7,000〜10,000円bara+3
このマニュアルに沿って作業すれば、根頭癌腫病の再発リスクを大幅に抑え、健全な土壌環境を取り戻すことができます。
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