リビングルームと繋がったテラスのすすめ

最近の住宅では、断熱性とコスト重視のために窓が極端に少ない家が増えています。それはそれで良いと思うのですが、少しでも庭が確保できるなら、リビングルーム、できればダイニングルームも、庭と繋がったレイアウトにすると、伸びやかな空間が出来ます。もちろんガーデンパーティも可能です。
我が家の例ではリビングの大きな窓にタイルデッキを設置しています。サイズは幅4mX奥行き5mX高さ20センチです。このサイズの狙いは、
(1)リビングの延長に視覚的に見える。
(2)タイルデッキにテーブルを2つ並べて置いて8人でパーティが出来る。
(3)庭の土から高さ20cmなので、テラスから庭への出入りが楽です。また、リビングから見て13cm程度段差がありますが、このおかげでテラスに置いてあるサンダルが見えなので、視覚的にすっきりします。製作も楽です。通常はリビングの床の高さに合わせますが、段差をあえて付けるのもお勧めです。
下記は5月末のバラシーズンの様子です。家の奥の灯りはキッチンの灯りです。キッチン〜ダイニング〜リビングとL型レイアウトで、日本の家では定番レイアウトと言えます。ここでの提案は、それを庭に繋げましょうというささやかな提案です。

テーブルを2つ繋げてならべると、下記のようになります。写真はちょっと古いのでテラスの上にはまだバラがありませんが、幅4m、奥行き5mだと、このテーブルレイアウトが可能になります。
なを、左奥の山荘に見えるところは駐車場です。

タイルデッキ外観。庭を作り込むまえの画像になりますが、リビングルームからの眺めは下記のようになります。

正面奥は隣の家との境界の塀になります。あまり閉塞感が出ないように、また隣の家からも庭がある程度見えるようなフェンスにしています。
庭の左側は駐車場ですが、山荘風に見えるようなデザインのフェンスにしています。道を歩く方からも、庭が少し見えるようにしつつ、風通しを良くしています。防犯上も周囲から庭が見える方が良いと思います。